まちのシンボル、だが、”動かない不動産”を再生・利活用して、コトを生む
地域の資産やシンボルとして、地域活性化やまちづくりのきっかけとして期待される「文化財」。そのハードの魅力を最大限に活かして、新しいコンテンツを入れ込むことで、地域に新たな価値付けやターゲットを呼び込むことが期待できます。
一方で、「文化財」という不動産を再生・利活用するためには、法・ヒト・コト・カネ等、多くの制約が存在します。一方で、それらの制約を突破することは、他の不動産事業にも応用がきく、ノウハウが詰まった事例ともいえます。
今回は、秋田県男鹿市で登録有形文化財「森長旅館」の再生プロジェクトに携われた株式会社SeeVisionsの東海林諭宣さんをお呼びし、動かない不動産の代表格である「文化財」の動かし方から地域に新しいコトを生み出すプロジェクトの進め方をうかがいます。
▶関連
株式会社SeeVisions
「森長旅館」ホームページ
■当日話題(予定)
1.秋田県男鹿市「森長旅館」再生プロジェクトから文化財の動かし方を学ぶ
2.トークセッション
ー文化財の再生・利活用で地域を盛り上げる・巻き込むー
・インタビュー
・誰が”動かない不動産”を動かすのか
・地域を盛り上げる・巻き込む
・事例「旧東伏見宮別邸」プロジェクトの地域プレイヤーとおカネの集め方
3.質疑応答
■登壇者・スピーカー
株式会社 See Visions
CEO 東海林 諭宣 氏
■進行
新しい不動産業研究所
所長 矢部 智仁
■概要
日 時:2025年1月27日(月)19:00~20:30
参加費:研究所会員→無料、非会員→¥1,100-/人
※申込み完了後、送付されるリンクにて支払手続きをお願いいたします。
方 式:オンライン(Zoom)
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【お申込みはこちら】
https://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=1673
※研究所会員は、参加費無料です。
非会員は、参加費¥1,100-/人 頂きます。
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「文化財」を動かす前に立ちはだかる法・ヒト・コト・カネの制約
まず、登録有形文化財を動かすためには、ハード整備に係る都市計画法や文化財保護法、建築基準法の制約を超える必要があります。
また、所有と運営の整理、事業を推進するプレイヤーといったヒトの課題、組み合わせるコンテンツをどう企画するかといったコトの課題。さらに、融資がつきづらく、多様な資金調達を持つ必要もあり、その制約とハードルは、「文化財」ならではこそ、より難関になります。
実際、「森長旅館」プロジェクトでは、文化庁の「全国各地の魅力的な文化財活用事業」の補助制度を活用、蔵の再生にあたっては購入型クラウドファンディングを活用しています。金融機関との調整方法も含めて、法・ヒト・コト・カネをつなぐスキームを「森長旅館」再生プロジェクトから読み解きます。
《考えられる制約をハードル》
・法律…都市計画法、文化財保護法、建築基準法、条例等の行為制限・用途制限
・ヒト…所有者・運営者の整理、事業主体・ノウハウを持つ専門家(設計・工務店・不動産)のチーム組成
・コト…マーケティング・コンテンツ・地域活性化への寄与
・カネ…不動産の改修や運用にあたるファイナンスの課題
▶関連記事
「森長旅館」再生プロジェクト
文化庁「全国各地の魅力的な文化財活用事業」
「文化財」の再生を通じて地域を盛り上げる・巻き込む
みなさんの地域にも、地域のシンボルとなる公共・民間の文化財や歴史的建造物が眠っていると思います。ぜひ、みなさんの地域の話もうかがいながら、”動かない不動産”を動かすことで、どのように地域を盛り上げる・巻き込むことができるかをみなさんでお話ししましょう。
「森長旅館」再生プロジェクトの実例に加えて、現在、神奈川県三浦郡葉山町で㈱エンジョイワークスが取り組む「旧東伏見宮別邸」再生プロジェクトのご紹介も併せて、地域を盛り上げる・巻き込むヒントを探ります。
▶関連記事
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旧東伏見宮葉山別邸継承ファンド
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【お申込みはこちら】
https://ewform.enjoyworks.jp/index.php?id=1673
※研究所会員は、参加費無料です。
非会員は、参加費¥1,100-/人 頂きます。
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■登壇者プロフィール
株式会社 See Visions
CEO/President/Producer
東海林 諭宣
大学卒業後、際コーポレーション株式会社にて、デザイン制作に従事。デザインのトータルディレクションの重要性を再認識する。独立し、フリーランスで活動。2006年5月に株式会社See Visionsを設立。